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環境保護に役立つ「人工ライブロック」の製作を開始

~利用者様の創造性を生かしたリズムの就労活動~



レポート



「リズム南鳩ヶ谷」(埼玉県川口市南鳩ヶ谷)の生活介護では、就労活動の一環として「人工ライブロック」の製作に令和3年10月から取り組んでいます。「ライブロック」とは、サンゴの死骸が風化した岩状のもの。海水魚の飼育に用いられる水槽用品です。リズムでは、セメントをベースにした「人工ライブロック」を通じて利用者様の新たな就労環境を整えています。



パーツを繋いで成形し、色付けした「人工ライブロック」



当事業を先導するのは、株式会社CORERAL代表取締役社長の徳永智さんです。“社会貢献”と“環境保護”を担う独自の視点で創業を目指していたところ、埼玉県「社会課題の解決につながる創業支援プログラム」で当社代表の高橋と出会います。

「“人工ライブロック”は、同じ形、同じ色でなくてもよいのです。擬岩なのでむしろ、自然な個性が必要です。知的障がい者の就労活動と相性が良いと高橋さんとの対話から気がつきました。」と、事業への思いを語ります。



「利用者様の安全を考えながら作業を考えます」と話す徳永さん




現在、利用者様は「パーツをつなげる」、「色をつける」という2つの工程を担っています。この8ヶ月間で利用者様の半数以上が作業を体験し、そのうち8人が日々の就労活動に取り入れています。


自由にパーツをつなげて成形し、自然な色味を塗布した「人工ライブロック」は、中和処理のために1ヶ月間“海水”に浸します。続いてバクテリアを定着させるために3~4か月間の養殖を行います。完成後は、1点ごとに重さを量り、写真を撮影し、ECサイトからの販売を予定しています。「早ければ、夏頃には販売を開始したい」と、徳永さんは意気込みます。



バクテリアで養殖する「人工ライブロック」。水槽は、代表の高橋と二人で製作。



1点ものである商品特性など、リズムがこれまで扱っていない分野でのチャレンジで販売までには細やかな調整が必要です。しかし、利用者様の創造性を発揮でき、さらには環境保護にも貢献できる「人工ライブロック」事業をリズムでは、新たな社会参加の機会となるよう尽力してまいります。





▼株式会社COREAL公式HP


▼リズム南鳩ヶ谷/埼玉県川口市南鳩ケ谷2-17-4


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