代表高橋が語る、福祉事業を「株式会社」で設立した本音と未来


【リズムインタビュー第1回】

代表の高橋寛(川口市木曽呂の本社にて)




株式会社リズムは2011年に設立し、

グループ全体で9施設、職員200名と埼玉県川口市を拠点に福祉事業を展開する企業です。


福祉のことなら何時間でも話せるという代表の高橋。


これまでの歩みをどのように捉え、未来をどう描いているのか。

設立当時の話から最近のエピソードまでをインタビュー形式で紹介いたします。


【聞き手&文/ライター 藤田智子】





―起業前も“福祉”の仕事だったそうですね。


21歳の時の“入浴介護”が初めての福祉の仕事です。それまで飲食店などたくさんの職場を経験してきましたが、毎回毎回「ありがとう」と喜ばれる仕事があったのかと驚きました。訪問先での利用者様との出会いも楽しく、わくわくした毎日でした。



―約10年も勤めた楽しい環境からなぜ、離れることになったのですか?


金銭面です。長く働くうちに、職場で“ナンバー2”の立場になっていました。それなのにお金に苦労する生活がずっと解消されなかったのです。そういう人はいっぱいいますけれどね(笑)。あとは、独立を勧める母の存在も退職のきっかけになりました。



―転職ではなく、会社の設立だったのですね


はい。福祉に関わり続けたかったことと、福祉業界の課題が理解できたからです。情熱のある人が生活のために辞める姿をたくさん見てきました。人材の流出です。本当にもったいないことだと感じてきました。「処遇改善」を通じて職員が安心して働ける福祉の組織を作らなければと思いました。株式会社として法人化したのも、“サービス業”としての福祉という自覚からです。



―会社経営での苦労はありましたか?


初出勤の日に東日本大震災が起こり、混乱の中で1名の仲間とスタートしました。震災避難者の方の入浴介護が初めての仕事だったことは特に印象深い思い出です。当時不足していたバッテリー補充やガソリンの提供など「何かできないか」を常に考えて行動したので、お節介だったかもしれませんが、その精神がリズムの土台になったと思います。コロナ禍の営業も大変ですが、常に「何かできないか」というお節介の気持ちで乗り越えてきています。





2022年4月開所予定の「リズム木曽呂2(仮称)」にて





―「処遇改善」はかなり進んでいるようですが、会社の目指す将来を教えてください


「処遇改善」はさらに進めていきたいと考えています。活気ある企業に人材が欠かせないからです。ただ、会社のやることが変わらなければ給与も増やせませんし、規模感も大事な要素です。今後は、企業誘致や異業種との交流など、福祉のこれまでの概念を超えた新しいチャレンジで社会貢献をスピーディーに行っていきたいです。



そうなると、職員にも期待することが増えそうですね。


はい。有り難いことに職員のおかげで、やりたい会社のイメージに近づいてきている実感があります。「リズム」に属している意識が高く、個々が役割を全うしてくれています。もっと仕事に自信を持って、「リズム」だからできるチャンスを掴み、「リズム」で“なりたい自分”になって欲しいと期待しています。



―最近の社内のエピソードは何かありますか?


年末に職員の発案で「仮装大会」を行いました。仕事の隙間時間で準備したようです。施設も離れているのでオンラインでの開催でしたが、完成度が高くとても面白い企画でした。職員は「仕事」と「ノリ」のバランスがとても良いんです。私の冗談めいた発言も真剣にたしなめてくれたり......。私自身、リズムが大好きです。



―最後に、会社の代表としてどのようにありたいかを教えてください


私はカラオケが大好きですが、実は、大工仕事やプラモデル、バイクのカスタマイズなど“ものづくり”も大好きです。必要な材料を準備して一つ一つ作り上げることで完成する面白さという部分は、“会社づくり”とも共通しています。私らしい天真爛漫さと明るく楽しいエネルギーで理想を追求し、職員が仕事を通じて仲間として繋がる、そんな会社づくりを目指しています。